自律神経失調症 更年期障害 むちうち アンチエイジング 腰痛など対応

自律神経失調症 更年期障害 むちうち アンチエイジング 腰痛など対応しています。

お問い合わせ トップページ
いやしの郷トップページ
いやしのご案内
症状・疾患について
いやしの商品紹介
いやしの郷について
いやしの郷コラム
お知らせ
筆跡診断(筆跡心理学)について


QRコードを携帯に読み取ると、
携帯用サイトへリンクできます。
パソコンでの観覧はできませんので
ご了承ください。
免疫革命

■第8号 自律神経 (2005年04月25日)
今回も、自律神経のお話から始めましょう。
自律神経は、身体の細胞全体を統合しています。人間を含め全ての生き物は、単細胞生物から進化しました。単細胞は、それ一つで、ものの捕食、消化、エネルギーの取り出し、排泄、異物処理といった全ての機能を果たします。
ところが、進化につれて、細胞は役割分担し、本来持っている機能の一部だけを使うように進化したため、それぞれの細胞の働きを指示することが必要になりました。この役割を果たすのが、自律神経だということです。
このように役割が特化された人の細胞の中で、白血球のみが単細胞の性質を残し、あらゆる機能を持っています。ですから、アメーバのような形をし、異物を捕まえ、消化・分解することで、身体の中を防御します。
ですから、前号の話も含めて考えると、病気や健康を統合的・全体的に把握するには、エネルギーのシステム、自律神経のシステム、白血球のシステムの三つのシステムの相互的な働きを知らなければなりません。
ところが、今の医学や科学は、分析的な研究が主になっています。細かく分析することで、全体像を明らかにできるどころか、どんどんと細かい分析へと突き進んでしまって、もとへ戻りそうにはありません。これが、近代科学の盲点だったのではないか、ということです。
確かに、こうした分析的な研究のおかげで、細菌、ウイルス、分子、遺伝子といったものが理解でき、また、安保教授の唱えている免疫学が、実験やデータなどを駆使して、科学的な理論付けを構築できたのです。
しかし、あまりにも分析的研究一辺倒になってしまい、人間の身体と起こる病について統合的に理解していこうという研究が少ないことが問題だといえます。
同時に、今の医師はあまりにも膨大な知識を詰め込むことに懸命にならざるを得ず、実際に医療現場においても、詰め込んだ知識に当てはめて患者を診たり、先輩に教えられたことや、やったことをまねる治療になってしまう、ということが往々にして見受けられるといいます。
自分の頭で、ほんとうに病態把握をしようとか、患者さんのいまの病態がどうなのかを考える医師が少なくなっているように思え、このことは、医学分野だけでなく、経済や教育の分野でも起こっている傾向ではないでしょうか。これは、「知識はあれど、知恵は回らず」という残念な状況を示しています。
今回のまとめは、【物事を分析的に見るだけではなく、統合的に見ることも必要である】ということになるでしょうか。次号は、最近患者さんが増加していると言われている、パーキンソン病の話に入っていきます。次号まで、楽しくお過ごしください。(^‐^)

▲ページトップへ