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電磁波シンドローム

■第1号 『電磁波シンドローム』の概要です (2005年06月20日) 
2回目のシリーズは、『電磁波シンドローム』(生命を脅かす電磁波スモッグ)<人間と歴史社>という書籍の内容に基づいて、逐次お伝えしていきたいと思います。電磁波は目に見えない上に、これまた、目に見えない電気が関係しており、理解しにくいかもしれませんが、できるだけ、おわかりいただけるように、話を進めていきたいと思います。
今回は、そのプロローグということで、なぜ電磁波の問題を取り上げるのかについて、お話ししてみたいと思います。

電磁波が身体に悪いといっても、なかなか実感できない、ということではないでしょうか。そこで、電磁波の例として、レントゲンに使用される、X線を考えてみてください。レントゲン技師は、撮影の際、鉛のエプロンを身につけたり、最近ではほとんど、別室に入ります。

自然界にも放射線はあります。また、紫外線なども電磁波の一種で昔からありました。これらの自然界における電磁波に対しては、それなりに進化によって適応してくることができたのです。しかし、現在は、それ以上の放射線が、急速に蔓延してきており、目には見えないのですが、身体がこれに適応できなくなっています。

どう蔓延しているかと言いますと、昔と違い、今は、テレビ、ラジオなどの放送の電波の他に、家庭電化製品や携帯電話、パソコン、高圧線(電力の供給)、そして、オゾン層破壊による紫外線の増加などがあり、職場に行けば、パソコンがあり、コピー機があり、モーター類があり、病院ですら、X線CT、NMR等々と、数えればきりがありません。電気を使うところ、必ず、電磁波の問題があるのです。

日本でも、電磁波の研究は進んではいるはずですが、電磁波と病気との因果関係がはっきりしていない、というような理由で、大々的な発表もほとんどありませんし、対策もされていませんが、わかってからでは遅いのです。過去のイタイイタイ病などの公害病や薬害エイズの問題を思い出していただけば、お分かりいただけるのではないでしょうか。

これに対して、欧米では、電磁波障害に対する研究及び対策が進んでいます。そして、電磁波と小児ガンとの関係、つまり、配電線や変電所の付近では、小児白血病や脳腫瘍の発症率が2倍以上になる、という結果が報告されています。そして、高圧線から1Km以内に家を建てることができないという規制をしている国もあります。

また、つい最近、イギリスでは、子どもに携帯電話を持たせてはいけないとか、ロシアでは、さらに、妊婦が携帯電話を使ってはいけないというような、政府レベルでの規制も行われています。
日本ではどうでしょうか?

ということで、次回から、『電磁波シンドローム』の内容の概略について、お話して行きたいと思います。どうすればいいのか、ご一緒に考えていきませんか。(^‐^)

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