■第8号 電磁波対策-台所 (2005年08月08日) 今回は台所についてですが、本論に入る前に一言。 今になって言うのもおかしなことなのですが、大事なことですので、思い立ったときにお話ししておきます。これまでに、寝室、浴室、居間などの電磁波スモッグについてお話ししてきました。話の都合上、その部屋の電磁波の負荷についてお話ししているのですが、実は、各部屋間の間取りも考慮して、電磁波スモッグの問題を考えなければならないのです。つまり、台所の隣に寝室があったとすれば、壁一つ隔てた所に、どんな電磁波の発生源があるかを考えなければ、対処法は完全ではないということです。例えば、電気冷蔵庫は、前面よりも、後面に電磁波が多く発生されます。ですから、台所では問題がなくても、壁一つ隣の寝室で、ベッドの頭側があったとすれば、冷蔵庫の電磁波スモッグを頭に浴びるということになるわけです。電磁波については、ここまで考えないといけないのですね。では、本論に入ります。 話が出たついでに冷蔵庫ですが、前述のように、前側にはあまり問題はありません。ですから、後ろ側に、他の部屋があるとすれば、そちらの方を対処する必要があります。 食器洗浄器はありますか。特に高温で乾燥するときに強い電磁場を生じます。 電気レンジも熱だけではなくて、強力な電磁波を放出しています。設置場所が低ければ、下半身に照射されますので、いくつかの研究では、白血病やガンを発生する危険があります。 電子レンジは勿論使っておられるでしょうね。便利だからとやたらと使って良いのでしょうか。例えば、牛乳を電子レンジで加熱すると、栄養価が低下し、D型アミノ酸の割合が高まり変質するそうです。そして、この変質した栄養分は、生体機能に利用価値がないだけでなく、継続的に摂取すると肝臓や神経系に有害な結果をもたらしかねないのです。電子レンジ使用時は、のぞき窓から3m以上距離をとった方がよいようですが、古い電子レンジでは、通常の使用時に、扉や扉の隙間から電磁波が漏れ出てきます。また、携帯電話と同じように、頭部、特に眼を害される恐れがあるのです。職業上レストランの調理場で、電子レンジの放射線を継続的に浴びていると、場合によって、2、3年で従来少数のレーダー技術者に限られていた<マイクロ波性白内障>を患う危険性をかかえることになるかもしれません。 ミキサーはモーターを使っているので、中程度の害はあります。しかし、トースターやコーヒー沸かし器については、問題にするほどの電磁波の害はないでしょう。 特に、台所でというわけではありませんが、電気掃除機も電磁波スモッグの発生源として見過ごすわけにはいかないでしょう。
それでは、対処法について考えていきましょう。 ●冷蔵庫 ・隣に部屋があるとすれば、冷蔵庫の後ろ側の壁際に頭を向けて寝るなどしない。
●食器洗浄器 ・洗う食器をまとめ、まず手で洗うようにして、洗浄機の使用時間を減らす。 ・食器洗浄器の稼働中は、台所に誰もいないようにする。 ・台所の壁をはさんだ隣室に、寝ている人や子どもがいるときは、稼働しない。 ●電気レンジ ・できればガスレンジに替える。 ・台所に自分以外いないときに使う。(子どもが絶対いないときに) ・使用中の電気レンジの真ん前に長時間立たない。(下半身への負荷を避ける) ・壁の背後の隣室に寝ている人、特に子どもがいるときは、使用しない。 ●電子レンジ ・できることなら廃棄する。 ●ミキサー ・できるだけ使用を避ける。 ・壁の背後の隣室の状況も含め、子どもや寝床から3mは離す。 ・使用後は、プラグを電源から抜いておく。 ●電気掃除機 ・1日15分以上、掃除機を使用しない。 ・できるだけ掃除機を使わず、隙間の塵などはふき取る。 ・子どもや就寝場所から(壁があっても)3m以上離れる。 ・使用後は、コンセントから抜いておく。 以上の対処をすることで、台所関係での電磁波スモッグは減少します。 またまた長くなってしまい、申し訳ありません。次回は、若者の部屋編です。次回まで、健康で、楽しくお過ごしください。(^‐^) |