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病気にならない生き方

■第11号 動物性タンパク質 (2006年05月29日) 
新谷式の食事健康法は、穀物と野菜中心の食事で、肉、魚、乳製品、卵などの動物性の食事は15%以下にするよう指導されています。
というのは、動物性タンパク質を大量に摂りすぎると、胃腸で完全に分解・吸収できず、腸内で腐敗して、硫化水素、インドール、メタンガス、アンモニア、ヒスタミンなどの大量の毒素やフリーラジカルが作り出されます。そして、これらの毒素を解毒するために、腸内や肝臓で大量のエンザイムが消費されるのです。
タンパク質の必要量は、1日あたり体重1キログラム当たりにして1グラム、体重60キログラムの人で、60グラムということになります。データによれば、日本の成人男子の平均摂取量は、1日当たり84.9グラムでアメリカ人の摂取量に匹敵し、摂取過剰ということになります。
過剰に摂取されたタンパク質は、消化エンザイムによりアミノ酸に分解され、このアミノ酸は、さらに肝臓で分解されて、血液に流れ込みます。そうすると、血液が酸性に傾くため、中和しようとして、骨や歯から多量のカルシウム(アルカリ性)が引き出され、このカルシウムと酸化した血液が腎臓で濾過され、余分なタンパク質は、多量の水分とカルシウムとともに排出されることになります。この間に、大量のエンザイムが消費されるのです。
こうした、過剰のタンパク質が、加工品も含む肉や乳製品も含む牛乳で摂取されると、食物繊維が含まれていないために、腸相が悪化するということになります。
つまり、便の量が減り、便秘や停滞便の原因となり、これが、憩室というポケットのようなものを腸壁に作ることになり、ここに毒素や停滞便がたまってポリープやガンの原因となるのです。
動物性タンパク質としては、魚もあげられ、これも過剰に摂取すると健康被害をもたらします。しかし、新谷教授の臨床データでは、魚中心の食事をしている人には、腸の痙攣や腸壁のかたさが見られるものの、憩室まではできていないのです。これは、いわゆる「医学書」に書かれていないことで、この違いを、それぞれの持つ脂肪の質の違いにあると考えておられます。
つまり、人間の体温を基準として、体温の高い動物の脂は体に悪く、低い動物の脂は良いということです。どういうことかと言うと、動物の脂は、それぞれの体温の温度で安定していると考えられますから、体温の高い動物の脂が、それよりも低い人間の体に入ったときに、固まってしまい、この脂のベタつきが血液をドロドロにし、流れを悪くし、血管の中で停滞したり、詰まらせたりするのです。そして、体温の高い動物というのが、牛や豚や鳥(鶏)なのです。
魚はといえば、変温動物で通常は人間より低い体温ですから、人間の体内に入っても、サラサラの液体であり、従って、血液をサラサラにし、悪玉コレステロールを下げることになるのです。
ところで、魚には、赤身と白身の魚があり、一般的に白身の魚がよいといわれますが、それは、赤身の魚の方が、酸化が早いからなのです。それは、鉄分を多く含んでいるからなのです。マグロやカツオなどの身が赤いのは、ミオグロビンという酸素を蓄えられるタンパク質で、海中を猛スピードで泳ぎ回る時に酸素が欠乏しないようにするためなのです。この身は、空気に触れるとすぐに酸化するのです。ですから、赤身の魚は、鮮度のよいものを選んで食べなければなりません。
この欠点をカバーする料理としては、「カツオのたたき」があります。表面をさっとあぶることで、タンパク質を変質させて、空気に触れても酸化しないようにしているのです。また、皮のところに集まりやすい寄生虫も殺しているのです。
昔の人の生活の知恵はすごいですね。
では、次回まで、楽しくお過ごし下さい。(^-^)

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