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私と健康・生きがい

■第1回 ジョギングとの出会い (2007年01月25日)
                                  健康生きがいづくりアドバイザー   橋本哲夫

 私は40年間の会社員生活を終え、目下セカンドライフに入って4年目になります。

  ご承知の通りわが国は世界有数の長寿国になり、定年後に膨大な自由時間ができました。 

 仮に20年とすると、その間の生活必需時間を除いた自由時間は10万時間にもなります。これだけではピンと来ないでしょうが、サラリーマンが40年間務めた労働時間がやはり10万時間くらいなので、それに匹敵する時間であり、いかに多いか分かっていただけると思います。

 従ってこの長いシニア期は決して隠居する老後ではなく、「新しいステージ」だと言えます。だからこの時期、健康で、生きがいをもって生きていければ大変幸せなことだと思います。そのためには若いときから少し準備をする必要があるかもしれません。

 このほど奈良県健康生きがいづくり協議会に所属する健康生きがいづくりアドバイザーが「健康と生きがい」についてリレー式に毎週1回連載させて頂くことになりました。この資格、あまりなじみが無いかもしれませんが、厚生労働省関連の生きがい・開発財団が認定する資格です。

 その名の通り健康と生きがいについて学び、その大切さを啓発していくことを目的に活動しているNPO団体です。

 それぞれ何か得意分野があったり、健康・生きがいについて関心がある人たちなので、何か一つでも参考にしていただければ幸いです。

 ところで私ですが、健康・生きがいに関心を持つきっかけになったのは40歳の時、奈良に引っ越してすぐにTCC走遊部という地域のランニングクラブに入会したことです。それ以来ジョギングを趣味として今も走っています。

 走るといっても私の場合は走りながら蚊に刺される位の超ゆっくりペースです。それでも続けているおかげであまり風邪も引かず、まだかかりつけの医者もいない状態です。

 でも走るのは瞬間的とはいえ空中に飛び上がるのでひざや腰に負担がかかるため、高齢期になってから始めるのはあまりお勧めできません。健康面から言うと故障のない分歩く方がよいと言われています。

 私がランニングクラブに入会して何より良かったのは地域に多くの仲間ができたことです。走るほかハイキングや登山、それにお酒を飲み交わすことなどを楽しんでいたのですが、そのうちにマラソン大会のお世話や、障害者陸上教室の指導、さらには近くの秋篠川に植えた桜をみんなで育てつつ、川の清掃や夜桜祭り、川あそび大会といった地域活動を行い、最近は奈良市グリーンホールで地域の子どもの居場所づくり「あそびの城」を皆で行うなど活動の範囲がいつの間にか拡がってきました。

 私にとっては、仲間と一緒にこのような活動を行うことが生きがいにつながり、また健康の源となっています。

 今年は久しぶりにホノルルマラソンに挑戦するつもりです。(奈良日日新聞掲載)

 それでは、次回まで、楽しくお過ごしください。 (^‐^) 

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