■第17回 何かを始めるのには(2007年05月23日) 健康生きがいづくりアドバイザー 永原寿子 私は団塊の世代の主婦です。 子育てが終わって、ふと立ち止まった時、「私の人生ってなんだろう?将来子どもたちに、あなたたちのためだけに生きてきたのよ!なんて言いたくない」と思い、『人生80年50歳は折り返し・・・だって20歳までは自分の意思で生きた人生ではない。残りの60年の半分は50歳!まだ半分ある。悔いなく生きよう!』と決心。 そして、自分探しの旅が始まりました。 自分を探すための資金作りに仕事をし、体力づくりに乗馬、フラメンコ、クラッシックバレーなどなどいろいろなことにチャレンジ。行き着いたところが登山でした。 瞬発力も動体視力も衰えた自分にとって、マイペースでできる運動として最適でした。季節、体調、その時の気分で山域、山を選ぶことができるのも魅力です。 健康に良いといわれる有酸素運動の中でも付加価値のあるものだと思います。 チャレンジ精神を満足させ、マイナスイオンに浸り、すばらしい景色に迎えられ、人との出会いがある。そして何より達成感があります。 というと、いいこと尽くめのようですが、頼れるのは自分だけ、自分との戦いですが、その分達成感も大きいものがあります。 鈴鹿は花の季節に歩き、時々大峰奥駆道(おくがけみち)にのぞみ、たまにロッククライミングにも、アルプスの底雪崩が落ち着けば、雪山にも、夏には沢、またアルプス縦走を1人で歩く。 今年は年明けとともにキリマンジャロに登り、来年はヨーロッパ最高峰のエルブルースに登りたいと思っています。 そして、セブンサミット=七大陸最高峰に登りたいと途方もない夢を持っています。 何かを始めるのに遅いことも早いこともない。「思った今が旬」なのだと思います。「あの時しておけば良かった」とは絶対思いたくない。 人生を折り返してからの私は大きな夢を追いかけ、それが生きがいになっています。(奈良日日新聞掲載)
それでは、次回まで、楽しくお過ごしください。 (^‐^) |