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私と健康・生きがい

■第18回 危機感覚え情報収集 「息・食・動・想・環」を整えて健康に!(2007年05月30日)
                                                                健康生きがいづくりアドバイザー   小池喜四雄
 中高年にさしかかり、腰痛が起こり、体重や血圧が本気で気になりだしたころ、この「息・食・動・想・環」という言葉にめぐり合いました。
 そのころは、自分の健康のことは二の次で、仕事一筋の生活でした。食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲むという生活が続き、ウエストが太くなり、動きがにぶくなり・・という毎日でした。
 通勤で駅の階段を駆け上がると、若いときのようには行かない、運動会でも足が十分言うことをきかないというようなことがありました。
 これはまさに「成人病」(まだ生活習慣病という呼称は定着していなかった)の予備軍そのものではないか。この先大変なことになるぞという危機感が頭をよぎっていました。
 なんとかしなくてはとの思いで、本を読み、いろいろな健康法について勉強を始めていくと、このままではいつか予備軍どころか本当に入院生活に入っていってしまうのではないか、という危惧(きぐ)を感じ始めました。
 そのころ、北村翰男(きたむらふみお)さんが主宰する「奈良操体の会」を知りました。健康に関する学習と実践の会が、月に一回開かれていたのです。
 健康に関する情報が学べ、身体の単純な不調なら自分の意思と努力で克服できることを知りました。
 自分の思いや身体のひずみが病気の引き金になっています。それを元の正常な状態に戻してやれば、病気に向かって進んでいた方向を病気とは逆の健康な方向へと、スイッチを切り替えることができる。
 健康的な生活に向かって歩むことができる。
 この操体の考え方で生活できれば、病気とは無縁で生きられるかもしれない。少々の身体のゆがみなら自分の思いと自分の努力で回復できるなど、この考え方は魅力的でした。
 もちろん一般的にいって病気とは、こんなに単純に処理できるものではないかもしれませんが、私自身この「操体法」の考え方を生活の中に取り入れてからは、おかげさまで今まで大きな病気を1度も経験したことがありません。
 もともと、「操体法」は仙台市の医師・橋本敬三さんが提唱されたものですが、橋本さんの元で学ばれた奈良市の北村さんが、「奈良操体の会」を貢献的に始められたものと聞いています。
 では、「息・食・動・想・環」という5つのキーワードは、どのような意味と狙いがこめられているのでしょうか?
 どれか一つだけが重要ということではなく、5つのキーワードをよく考え、バランスを保ちつつ実行していくことが重要だといわれています。
 「息」、しっかり丹田複式呼吸をすること。鼻から吸って口から細く長く吐き出す。吐き出す時間は、吸う息の倍の長さの時間をかけてゆっくり吐き出す。
面接や人前で話をするとき、テストの前などに気持ちを落ち着かせるときなど、特に効果的。
 「食」、食の大切さはいまさら言うまでもないことです。人間の身体は、口から入るものによって、でき上がっています。人を良くすると書いて「食」という字になります。口先のうまいものを、たらふく食べるとどうなるかは自明の理でしょう。
 「動」、動くものと書いて動物です。人間は基本的には動物なので動くことで、内蔵をはじめとする諸器官や筋肉・皮膚・骨などが正常に機能します。
 しかし、過食が身体にとってマイナスなように運動のしすぎもよくありません。あやまった使い方でゆがませてしまった身体は適度・適正な方法で運動すれば修復可能と言われています。
 「想」、“想”とは心と身体が和すことです。明るいイメージを持ち続けることです。入ってくる物事をプラス受信し、プラス思考し、外部にプラス発信することです。
 どの程度心と身体が想を関連させられるか、関連付けて行動できるかが問われます。
 身体で行ったことが心に届き、心で思ったことが身体に現れる・・・こんな関係が重要ではないでしょうか。
 「環」、孟母三遷の教えの通り、環境は人間の成長にとって大切な要素です。
“住めば都”のことわざのとおり、人間は今住んでいる環境を、良くすることも悪くすることも“自分の気持ちの持ち方”1つで実現できるかもしれない。
 このように「息・食・動・想・環」という5つのキーワードは、私の健康と生きがい達成のために重要な役割を果たしてくれてきましたし、これからもしっかりサポートしてくれるでしょう。
(奈良日日新聞掲載)

 それでは、次回まで、楽しくお過ごしください。 (^‐^) 

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