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私と健康・生きがい

■第6回 医者知らず、私流の健康法 (2007年03月01日)
                                健康生きがいづくりアドバイザー  石橋 亦史  

 私は今年で喜寿を超えましたが、いたって健康で充実した日々を過ごしております。
 だが、これと言った健康法を実行しているわけでなく、読者の方々に参考になるような事項はありません。
 ですからほかの人の健康法に興味をお持ちの人は、この記事を読まれても、何の参考にもなりませんので、これ以上読まれないほうがよいと思います。
 私は以前より病気は病院や医者がつくるものだとの考えを持っていましたが、最近その思いがますます大きくなってきました。
 私は物心がついて以来、風邪を1度もひいたことがありません。ケガ、病気からまったく見放されております。だから健康保険は使ったことがありません。
 健康保険とは名ばかりで、実体は病気保険です。病気にならないと使えないものです。健康保険が加入者の健康増進に役立ったことがあるでしょうか。
 以前「そろそろ危ない年齢だから」などと周りからうるさく言われて、なにが危ないのかなと思ったら、つまり健康診断を受けろとのことでした。
 健康自慢の友人がしかたなく病院へ行ったところ、さまざまな病名を告知されました。
 いずれも年齢相応のものらしいのですが、中には一度聞いただけではとても覚えられそうにない難しい病名もあったとのことでした。
 行きは元気溌剌(はつらつ)だったのに、帰りはすっかり重病人になりしょげ返っていました。
 病院とは、元気な人を重病人にする不思議なところと思われます。
 精密検査をすれば長く人間をやっている中年以上の人ならどんな人でも、一ヵ所や二ヵ所の異常が見つかっても当然でしょう。異常というのはもちろん医者がそう言っているだけで、ほとんどの人が異常であれば、むしろ少々の異常がある方が正常で、全く異常がない人の方が異常と思われます。
 人は自分の体の異常を見つけるために生きているわけではないのです。検査するまでは元気で何の心配もなく生活していたのに、検査したばかりに、金・時間を浪費し、体と心に大きなストレスを背負わされる結果となってしまうのはどう考えても理解できません。
 医者へは体の具合が悪くなってから行くのがよいと思います。
 最近にわかに注目されているメタボリックシンドロームは医者が発明した病気と考えます。
 メタボリックシンドロームの基準とされる腹囲85センチというのは成人男子のほぼ平均値です。健康な人を病気に仕立てるのは脅迫・詐欺ではないでしょうか。
 日本高血圧学会も2000年に高血圧の基準を変更し、その結果日本の高血圧症の人は1600万人から3700万人に増えました。
 ガンでもないのにガンだと偽って手術をすれば犯罪であることは明らかですが、高血圧の基準を一方的に変更して、高血圧症の病人を作り、血圧消降下剤を売りつけても犯罪にならないとのことは承服できません。
 人生に病気はつきものでありましょう、多くの人はできることなら、健康のまま長生きしたいと思っているに違いありません。
 しかし生病老死は自然そのものでありますから、本人の意向にかかわりなく勝手にやってくるでしょう。勝手にやってくるものは、仕方がないとあきらめることです。このあきらめが私の健康法かも知れません。
 最後までお読みいただきましたこと感謝いたします。(奈良日日新聞掲載)

 それでは、次回まで、楽しくお過ごしください。 (^‐^) 

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