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私と健康・生きがい

■第8回 ”私の居場所”を確保 (2007年03月16日)
                                健康生きがいづくりアドバイザー   尾崎恵津子
 昭和30年代の経済白書で「もはや戦後ではない」が発表され、三種の神器(洗濯機・冷蔵庫・テレビ)の普及により、主婦の社会参加が始まりました。
 私もその一員に加わりました。当時ニュータウンに住んでいたのですが、始めはPTA活動に参加しました。
 PTAの家庭教育学級を修了した人たちで婦人学級を立ち上げました。グループとして何か社会に還元できることはないものかと、皆で話し合いました。
 当時はボランティア活動という言葉さえ通用しない時代でした。そんな時代に、バザーの収益金を、市に寄贈したり、心身障害児者のための基金とする活動を行いました。
 ボランティア元年といわれた阪神大震災を機に、多くのボランティアが生まれ、活動をはじめました。しかし、その後のボランティア活動は期待したほど成果は上がりませんでした。それは、地域性を無視し
たものであったように感じます。
 私は、地域社会の基本は、家庭生活であり個人の生活であると思います。それには経済面の充実と心身共に健全であることが大切です。年金・医療・介護のことを抜きにして老後は過ごせません。
 そして、私の居場所が必要です。リタイア後の居場所は、家庭であり地域であると思います。夫や妻が仕事を離れたとき、お互いに[濡れ落ち葉]や「空の巣症候群」にならないように注意しましょう。[男は厨房に入らず]も通用しません。家事は女性だけのものではありません。
 もし妻に介護が必要になった時、家事は誰がするのでしょう。日常生活の基本は家事一切と言われる掃除・洗濯・食事作りです。
 すべてのことを他人任せにすることは不可能です。例え援助を受けたとしても、四六時中、家庭に来てはくれません。自力で解決しなければならない部分があります。
 介護保険でカバーできないことは近隣の人に頼ることもあるでしょう。地域とのつながりが大切なことを身にしみる時があることと思います。元気な時に、人助けや友人を大切にし、趣味を持つ等して生きがいを見つけることです。
 その後、私たちは奈良市地域機能訓練教室が地域活動に移行した後、ボランティア数人で高齢者のサロンを立ち上げました。
 このサロンは、一人暮らしなどで家にとじこもりがちな人たちの月に1度の集いの場です。20人ほどの会員は女性だけで、歌を交えた体操と手作業や音楽療法などを年間メニューに従い、自主運営をしています。
 参加費は保険の加入料と材料費やおやつ代です。後援は奈良市社会福祉協議会・奈良市健康増進課の保健婦・地域包括支援センターのケアマネージャーです。
 私たちの将来の希望は、男女共同参画のサロンに発展させたいのです。それには、毎日自由な拠点があり、これに地域の自治会・地区社会福祉協議会・学校・幼稚園・保育園・商店・公民館・医療機関・警察などの参画があれば、地域のつながりも広がることでしょう。「今日、用がある」は、孤独感を少なくし、楽しい日々を過ごして行くことになります。
 これが健康で長生きの秘訣(ひけつ)だといつも考えています。これからは地域のネットワークを広げ、地域の多彩な人材を活用することが必要だと思います。
 長寿社会の課題は、生涯現役であるための生きがいを自分で探し、好きなことをできることから実践することではないでしょうか。
 みなさん、ピン・ピン・コロリを目指して頑張りましょう。(奈良日日新聞掲載)

 それでは、次回まで、楽しくお過ごしください。 (^‐^) 

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