■第7号 (2005年10月17日) 人生の目的を見出したとしても、さまざまな出来事が、実現を困難にするということがよくあります。今回は、この様な障害についてのお話しです。 いま書きましたように、人生において、ある方向に向かっていきたいと思っても、障害が起こり、進めなくなることが往々にしてあります。つまり、人生に障害はつきもののようです。しかし、その障害に意味があるとしたらどうでしょうか。 障害の解決には、問題解決法を使うという手もあります。しかし、この様な論理・理性に頼るだけでなく、その障害そのものにどのような意味があるか、というふうに考えると、問題の内部から、解決につながる情報を受け取り、豊で、深い解決ができるかもしれません。 そこで、まず、障害はある目的をもって発生するのであって、成長にプラスになるものだということを受け入れる必要があります。障害に出会ったとき、そのメッセージを探すように、直感を利用して障害に取り組み、障害を調べることで、自分の考え方を変えなければならないことに気づくことができれば、すばらしい成果を得ることができるでしょう。そして、障害をチャンスに変えるには、過去のトラウマ(心的な傷)というマイナスのエネルギーにとらわれないようにしなければなりません。 障害というものは、エゴを持つ自分が計画したことを邪魔するものと言えますが、邪魔をすると判断するのは、計画を立てた本人なのです。大いなる観点から見ると、その障害が、よりよい結果を生むために必要なのかもしれません。ですから、不慮の出来事に遭遇したとき、“それが、良いことか悪いことかは誰にもわからない”と考えてみることもよいでしょう。 障害に出会ったときには、少し距離をおいて観察してみると、問題を全体との関連から眺められるようになるかもしれません。悲観的な考えが少なくなれば、直感やシンクロニシティも増加してくるでしょう。 そこで、障害をうまく切り抜けるための原理をあげておきましょう。 1.現在に意識を集中する 心配事があるときは、心を落ち着かせるために、数分間、深呼吸(できれば腹式呼吸)をして意識を集中しましょう。 2.体から送られてくる信号に注意を払いましょう 無力感、首のこり、胃もたれなどは、これから向かう方向を教えてくれるメッセージです。 3.願望を明確にしましょう 人生の目的と優先順位を思い出しましょう。 4.シンクロニシティに注意を払いましょう シンクロニシティの合図は“イエス”でしょうか“ノー”でしょうか。 5.打つ手がないとあきらめずに、進んで真実を見つめましょう どんな感情を抱いていたいか、何を達成したいのか、自分にとっての真実とは何か、など自問自答してみましょう。 瞑想を通じて、障害から何を学ぶべきか考えてみるのも良いでしょう。目を閉じ、2,3度腹式呼吸をし、リラックスしてください。そして、障害から連想するものを思い浮かべ、そのシンボルに質問しましょう。 1.私の人生で、あなた(障害のシンボル)はどんな目的をもっているのか。 2.私のどのような考えが、あなたが人生に現れるきっかけになったのか。 3.あなたは私に、何を伝えようとしているのか。 4.この状況から抜け出すために、何を知り、何を考える必要があるのか。 問題をくよくよ考えたり、逃げたり、追い払ったりしないで、心に浮かぶシンボルに意識を集中しましょう。シンボルの連想が広がれば、広げましょう。できれば、シンボルからのメッセージを書き留めておきましょう。その時にわからなくても、後になってシンボルからのメッセージがわかることがあります。 いかがでしたか。それでは、次回まで、健康で、楽しくお過ごしください。(^‐^)
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