■第7号 抗ガン剤 (2006年05月01日)
第5号で、薬はどんなものでも毒であるということでしたが、それは、ミラクル・エンザイムを大量に消耗させるからであり、特に最悪なものが、“抗ガン剤”なのだそうです。ですから、新谷教授は、よほどのことがない限り抗ガン剤は使わないのです。
では、なぜ抗ガン剤が良くないのでしょうか。それは、抗ガン剤が体内にはいると、大量の「フリーラジカル」つまり、「活性酸素」を出すからです。抗ガン剤は、毒性の強い活性酸素を大量に出すことによって、全身のガン細胞を殺しています。しかし、抗ガン剤は、自らガン細胞を選んで殺しているわけではないのです。正常な細胞まで殺しているのです。
ですから、抗ガン剤によって大量の活性酸素が発生すると、人間の体の恒常性によって、ミラクル・エンザイムが、解毒するためのエンザイムに変化するのです。つまり、ミラクル・エンザイムが消耗するのです。
とは言っても、抗ガン剤治療でガンを克服している人はいるのです。そういう人の多くは、年齢的に若く、多くのミラクル・エンザイムを持っていたと考えられるのです。
抗ガン剤の副作用として、食欲不振、吐き気、脱毛などがありますが、エンザイムの視点から考えてみましょう。
消化エンザイムが不足すると食欲不振になります。代謝エンザイムの不足によって、細胞の新陳代謝が滞り、胃・腸の粘膜がぼろぼろになって、吐き気を誘発します。また、皮膚がぼろぼろになったり、爪が割れたり、髪の毛が抜けるのも代謝エンザイムの欠乏と言えそうです。薬が体にはいるということは、このようなことが起こるということなのです。
新谷教授は、薬とは、病気を根本的に治すものではなく、激しい痛みや出血などの急性の症状を抑えるために2〜3週間使うものだと考えておられます。
病気を根本的に治せるのは、日々の積み重ねであり、正しい食事とエンザイムの無駄遣いをしない生活習慣を心がけることなのです。
では次は、健康の“キー”となる食事についてです。病院食の常識である「お粥」は、胃腸に負担をかけないので良いと言えるのでしょうか。答えは、「ノー」です。それは、よく噛まずに飲み込むため、消化エンザイムが充分に混ざらないので、消化が悪いのです。ですから、普通食をよく噛んで食べる方が、消化エンザイムと食物がよく混ざり合い、食物の分解がスムーズで消化吸収が良くなるのです。
病院食での常識のもう一つは、「牛乳」です。お医者さんに“牛乳を飲みなさい”と言われた方は、たくさんおられると思います。しかし、牛乳ほど消化の悪い食物はないのです。
牛乳に含まれるタンパク質の8割を占める“カゼイン”は、胃ですぐに固まり、消化が悪いのです。そして、市販のホモゲナイズ(均等化)された牛乳は、搾乳した牛乳の脂肪分を均等化するために攪拌するときに、牛乳に空気が混じり、乳脂肪分が過酸化脂質になります。つまり、さびた脂になります。このような牛乳を、高温殺菌すると、エンザイムは死滅(48度〜115度)します。ですから、市販の牛乳は、エンザイムを含まず、脂肪分は酸化しており、タンパク質も高温のため変質しているという、ある意味で最悪の食物なのです。
その証拠に、市販の牛乳を、母乳の代わりに、子牛に飲ませることで、4、5日で死んでしまうそうで、エンザイムのない食物で命を養うことはできない、ということなのです。
では、次回まで、楽しくお過ごし下さい。(^-^)